いやはや!筆耕の仕上がりにクレームが付いたらどうする?

筆耕の作品の仕上がりに対してのクレームは少なからずあります。当然、誤字脱字はダメですが、文字のクオリティに対してのクレームもあるのです。これはどんなに技術が高くてもあります。例えば・・・

 

いやはや!筆耕の仕上がりにクレームが付いたらどうする?

 

この文字を見てどう思いますか?僕は普通の『彰』の文字だと思います。ところが、この文字ではダメと言うクレームを頂いた事があります。実際は『彩』か『杉』かどちらかだったのですが、それは【さんづくり】についてです。

 

いやはや!筆耕の仕上がりにクレームが付いたらどうする?

 

 

【さんづくり】を毛筆で書いた場合、基本的には3つのポイントから成り立っています。

 

  1. 3本を放射線状に書く
  2. 書き出し位置は中・左・右
  3. 長さは中・短・長

 

色々な書き方があると思いますが、これが比較的標準的な書き方だと思います。しかし、これはあくまで書道の世界の話で、一般の人には全く通用しない場合があります。実際、卒業証書の名入れの時ですが、『彩』か『杉』を書いた時にクレームが入りました。

 

「さんづくりが平行になっていないので書き直して下さい」

 

いやはや!筆耕の仕上がりにクレームが付いたらどうする?

 

つまりこのように書いてくれと言う事です。正直、全く美しくないし、学校でもこんな形を教えているとしたら生徒が不幸だ!などと思いました。

 

でも、決してご依頼主の要望に対して意見を言ってはいけません。何故なら仕事が遅くなるだけで良い事が全く無いからです。「わかりました」と言って、サッサと希望通りに書いてしまいましょう。

 

もし、この手のクレームをたくさん言ってくるようであれば、次回からは依頼を断る事も選択肢に入れて良いと思います。お客様は神様ではありませんし、余りに手書きが気に入らないのなら印刷にすればいいのです。

 

ただ、クレームが入った時は素直に言う事を聞きましょう。「こんな字は美しくない!」と言う感情を「ぐっ」と押さえて♪

 

おわり

※たのまな賞状技法士講座は3つのコース(準3級・3級・2級)がありますが、通常は3級コースを選びます。準3級は書道未経験者。2級は3級修了者向けです。
受講する講座は書風を比較して選びます。やっぱり好きな書風が自分のベストの講座です。
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