筆耕の仕事内容を知る

就職や登録か?自営で運営か?筆耕の仕事内容と今後の展望とは?まずは筆耕の仕事内容を知る事から始め考察していきましょう。

 

被雇用と自営は全く異なる

 

筆耕業者や百貨店の筆耕室、会社の筆耕係に就職や登録する場合は、仕事の指示を受け、受けた仕事をドンドンこなす事になるでしょう。

 

しかし、筆耕の仕事を自営で運営したいのなら、仕事は自分で獲得する必要があります。という事は、筆耕の技術と同時に運営の能力も必要となります。このように考えると、筆耕を自営で運営する事はハードルが高そうですが、得られる収入は全く異なります。

 

卒業証書の例

 

卒業証書を例にとります。卒業証書の名入れのお仕事は、ハイシーズンはとても忙しくなります。僕の場合は1枚当たり190円頂いています。更に番号や生年月日などが入ると、項目ごとに+50円~の設定です。しかし、筆耕会社に登録している方の話を聞くと、僕の設定価格の半額程度でした。これをどう考えるかは人それぞれです。

 

自営は、価格を高く設定できますが、仕事は自分で獲得しなくてはいけません。また、それに伴う事務作業も発生します。一方、筆耕会社を間に通せば、仕事を頂けるし、面倒な事務作業も必要ありません。つまり、筆耕の作業に専念できます。

 

人にはそれぞれ得手不得手がありますので、自分で運営できそうならチャレンジする事をお勧めしますし、そうでなければ、筆耕会社等に就職や登録する事をお勧めします。※数年筆耕会社で経験を積み、後に独立する人もたくさんいます。

 

卒業証書の筆耕

 

筆耕の需要の認識違い

 

被雇用と自営では全く性質が異なる筆耕ですが、ここでは自営で筆耕の仕事する為のポイントをご紹介します。

 

筆耕の仕事をやりたい人はたくさんいますが、諦めている方がたくさんいるそうです。それは、筆耕の需要に不安があるからだそうです。確かに、ネット上のQ&Aサイト等を覗くと、

 

書道歴10年です。書道の技術を生かして筆耕の仕事をしたいのですが、筆耕の求人があったら教えてください。

筆耕の仕事は極少なく、あったとしても書道師範クラスで少しある程度です。そんな事よりも普通に就職活動するべきです。

 

人がどのように考えても自由ですが、この答えを書いた方は、全く筆耕の業界の事を知らない人か、知っていて虚偽の情報を書いているかのどちらかです。意外に聞こえるかもしれませんが、筆耕の需要はとてつもなく大きいです。

 

筆耕の需要

 

これは僕自身が日々感じている事でが、筆耕の需要は様々なシーンに眠っています。実際にお客様に「○○はできませんか?」のご依頼がとても多いのです。

 

自分がホームページを立ち上げる際に想定していた業務はごく一部だという事を思い知らされています。僕自身の研究が不足していることもありますが、お客様に業務の幅を広げてもらっているという不思議な現象です。

 

あっ!あれも筆文字、これも筆文字

 

ブルーオーシャン

 

レッドオーシャンとブルーオーシャンという言葉があります。簡単に言うとレッドオーシャンは競合がひしめく市場の事、ブルーオーシャンは競合が少ない市場で澄んだ海と言う事ですね。

 

筆耕の世界ではレッドオーシャンは宛名書きになると思います。宛名書き以外の賞状をはじめとする業務はブルーオーシャンだと感じています。

 

宛名書きにしても、新規参入したとしても仕事を得るのは難しくないと思います。あっ!そう考えるとレッドオーシャンでは無いですね。筆耕の市場全体がブルーオーシャンと言えそうです。

 

 

大きな市場が眠っている

 

実は最近「何でこれまで気が付かなかったのだろう!」という市場を見つけました。この市場では、筆耕の種類は1種類では無く複数あり、日本全国にあり、1回では無く定期的に需要が発生します。この市場に関しては、準備段階なのでまだ詳しくは言えませんが、とてつもなく大きな市場です。

 

知り合いの筆耕士さんが、人を雇わなければ対応できないとおっしゃっていました。需要に対して、筆耕士が圧倒的に足りない状況がそこにはあります。

 

筆耕士は職人

 

ここまで書いてきた内容は、筆耕の技術云々では無く、筆耕の運営者としての事になりましたが、本来、筆耕士は職人です。筆耕会社の求人に応募するにしても、自営業者で運営するにしても、まずは筆耕の技術が必要です。

 

筆耕の基本技術は、賞状を書く技術だと思います。まずは、この知識と技術をしっかりとマスターする事をお勧めします。また、書道の技術に関してですが、特に細字の技術は必須となります。細字の技術も賞状専門講座でマスターできますので、習得してください。(5㎜くらいの小さな文字は書けた方が良いです)

 

せっかく持っている書道の技術であれば、生かさない手はありません。大きな需要もあるので、チャレンジしてみて下さい。

書状のお仕事より賞状のレイアウトについての画像

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