宛名書きの書き方

筆耕のお仕事で最も需要があり、最も基本的な業務が宛名書きです。実際に、法人・個人問わずにたくさんのご依頼を頂いています。ここでは、宛名書きの書き方の流れをご紹介します。

 

 

リストの確認

 

筆耕用宛名書きのリスト(サンプル)

 

ご依頼主から届いたリストを確認します。お名前には旧字体や特殊文字などを使う場合が少なくありません。これら旧字体や特殊文字は、間違えないようにチェックします。時にはご依頼主に確認を取ります。

 

また、敬称にも注意が必要です。特に結婚式の招待状の宛名書きの場合、連名でお子様の名前が入った場合に「ちゃん」「くん」となる事があります。

 

レイアウトの作成

 

宛名書きにもレイアウトのルールがあります。それは、文字の大きさや配置などです。例えば、文字の大きさは『名前>連名>住所>郵便番号』となります。

 

また、レイアウトは封筒の大きさ封筒の向きにより異なってくるので、それぞれにレイアウトを考える必要があります。基本を知っていれば、難しい作業ではありません。

 

宛名書き筆耕のレイアウト作成

宛名書き筆耕のレイアウトはエクセルで作る

 

宛名書きのレイアウトのパターンは無限に存在します。しかし、その都度レイアウトを作っていたら大変なので、多く使われるパターンは、あらかじめ作り置きしています。

 

レイアウトは、手書きで作られる人が多いと思いますが、僕の場合、エクセルでレイアウトを作り、パワーポイントにコピーしてから印刷しています。この工程にはいくつか理由がありますが、ここでは説明は省略します。

 

宛名書きのパターン

 

  • 封筒サイズ
  • 書く方向(縦書き・横書き)
  • 住所の有無
  • 住所の行数(1行・2行)
  • 会社名の有無
  • 部署名の有無
  • 肩書の有無
  • 連名の有無と人数

 

宛名書きのパターンは無限にあります。上記の事を想定しながらレイアウトし、書いていきます。

 

筆耕の仕事を始めたばかりの頃は、宛名書きのレイアウトは普通に手書きで作っていました。ある時「エクセルで作れるかも?」と気が付き、現在に至ります。パソコンが得意な方はエクセルやパワーポイント等で挑戦してみてください。パソコンが苦手な方は、手書きで十分だと思います。

 

トレーサーの活用

 

お仕事で宛名書きをするなら、トレーサーは必需品です。レイアウトを用意したら、トレーサーを活用して毛筆で揮毫していきます。間違えないように、汚さないように、丁寧にかつ素早く書いていきます。

 

宛名書き筆耕風景

 

宛名書きは筆耕のお仕事の中でも最も需要が大きな業務です。僕自身、宛名書きの業務が6〜7割を占めます。特に多いのが結婚式の招待状の宛名書きです。宛名書きを印刷で済ませる人が増えていますが、実際は筆文字を書ける人を見つけることができずに印刷に妥協している事も多いようです。新規参入であっても、アプローチの仕方で、宛名書きのお仕事はたくさん得ることができると思います。

 

封筒に宛名書き

 

需要の多い宛名書きですが、対価を頂くわけなので、責任も発生します。文字を美しく書く事も大切ですが、期限通りに納品する事、誤字脱字を発生させない事が大切です。正しい漢字を確認できる辞書を常に手元に置く事をお勧めします。これは、スマホやタブレットでもOKです。

 

宛名書きと言ってもただ書けばいいと言う訳ではありません。上記でご紹介したように、ルールやマナーが幾つもあります。これら書き方は、賞状の各通信講座で学ぶことができるので、チェックしてみて下さい。

※たのまな賞状技法士講座は3つのコース(準3級・3級・2級)がありますが、通常は3級コースを選びます。準3級は書道未経験者。2級は3級修了者向けです。
受講する講座は書風を比較して選びます。やっぱり好きな書風が自分のベストの講座です。
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