賞状の作成方法

筆耕のお仕事で避けては通れない賞状の作成方法をご紹介します。賞状は様々なバリエーションがありますが、賞状作成の流れとしては同じです。

 

原稿の検証とレイアウト計算(割り付け)

 

賞状の作成方法 割り付け

 

ご依頼主から原稿を頂いたら、内容を検証していきます。賞状は基本的に、【表題】【受者】【主文】【日付】【贈者】から成り立っています。まず、これらのパーツに分類し、行を分けていきます。特に【主文】は、単語や熟語や助詞に中止ながら改行を決めていきます。

 

パーツ分けと行数がハッキリしたら、文字の大きさや行間を決めていきます。文字の大きさや行間に関しては、基本的なルールがあるので、その辺は勉強が必要です。

 

レイアウト(割り付け)線を引く

 

賞状の作成方法 レイアウト

 

レイアウトの計算が済んだら、賞状用紙をコピーした紙に線を引いていきます。レイアウト通りに線を引くわけですが、それぞれの行の書きはじめの位置は、基本的なルールが決まっているので、勉強が必要です。

 

下書き

 

賞状の作成方法 下書き

 

レイアウトの線が引けたら、下書きしてみます。筆耕士によっては下書きを省略する方もいますが、僕の場合は念には念を入れて下書きをしています。また、この段階でご依頼主に確認して頂く事もあります。

 

毛筆揮毫

 

賞状の作成方法 毛筆揮毫

 

下書きができたら、トレーサー(ライトテーブル)を利用し、毛筆揮毫の作業に入ります。トレーサーの上に下書き、下書きの上に賞状本用紙を乗せ、剥がせるテープで固定します。(間違ってもセロテープ等は使わないで!)

 

賞状を毛筆で書いていくときは、左の行から書いていきます。知らない人が見ると、「え〜!」と驚くでしょうが、理由は明白です。右から書くと書いている手で汚す可能性があるからです。

 

左から書くということは、文章を順序通りに書く事はできません。こうして考えると、やっぱり下書きはした方がいいのでは?と個人的には思います。失敗したくはないですからね。

 

難しいのは…

 

こうして流れを見ていくと、未経験者は「大変だ〜!」と思うかもしれません。しかし、経験を積むことによって、スラスラ作業をこなす事ができるようになってきます。

 

僕自身が悩むのは、一番最初のレイアウトを決める段階です。100人のご依頼者がいると、100通りの賞状のご依頼となります。その中には基本通りにはいかない内容も多々あります。これらのイレギュラーに対し、どのように帳尻を合わせ、美しい賞状に仕上げていくのか、これも筆耕士としての醍醐味でしょう。

 

各賞状講座で最も重要視しているのが、このレイアウトの知識で、様々バリエーションを丁寧に解説しています。各賞状講座で、レイアウト線の引き方や工程に違いはありますが、基本的な考え方は同じです。ですので、レイアウトの技術についてはどの講座を選択しても問題ありません。

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