質問:
筆耕士についていろいろと調べている中で疑問に思うことがあります。それは呼び名の事です。筆耕士は『ひっこうし』とそのまま読めばいいのでしょうか?
また、筆耕士という言い方をしているのがほとんどですが、中には筆耕師という言い方をしているホームページもあります。『士』と『師』に違いはあるのでしょうか?
また、筆耕者という言い方をしている筆耕会社も結構あります。筆耕士と筆耕者は同じと考えていいのでしょうか?
ブログの方にこのような質問をいただいたことがありますので、以下お答えしていこうと思います。
筆耕という言葉は、実用書道の世界や結婚式場や印刷業界では頻繁に使われますが、世間一般ではあまり知られていません。
だから、筆耕士の読み方に疑問を持っても不思議ではありません。
筆耕士は素直に『ひっこうし(ヒッコウシ)』と呼んでください。漢字をそのまま読めばいいので特に難しく考える必要はありません。
筆耕士と筆耕師の違いは難しいところですね。実際に自分が筆耕士を名乗る際に考えたこともありました。
『士』や『師』は共に職業のプロや資格を有する人に用いられますが、厳密には異なります。
ちなみに『教士』は剣道や弓道などの武道での称号です。『教師』は学校の先生ですね。
こうして見ていくと、『士』と『師』に本来の意味はあっても、付け方は慣例になっていて、意味とはズレていることもあるとわかります。
そして、筆耕士と筆耕師ですが、自分で名乗る際に両方を考えましたが、一般的に使われているのが『筆耕士』だったので、それに倣いました。つまり慣例に従ったということです。
筆耕者という呼び方は筆耕業者でよく使われています。筆耕者は筆耕をする人に幅広く用いるときに便利だと思います。
例えば、筆耕業者が筆耕をする人を募集する場合に、筆耕士と使うよりも筆耕者といった方が都合がいいのです。
筆耕士というと、すでにプロとして仕事をこなしていている職人のイメージがあります。しかし、応募してくる全てが経験豊かな筆耕士とは限りません。
経験が浅い人、未経験の人、いろいろといると思います。筆耕者と言っておけば、幅広いイメージになるのです。
だから、筆耕者業者が募集をかけるときは筆耕者という表現を使っているのでしょう。
回答としてはこのようになります。
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